Travel diary Artist-in-residence

Anagama de BIZEN 25

フランスより

6月20日 雨

昨日のザワザワとした気分のまま、夜の0時から朝8時までの窖窯の乾燥焚きの当番です。
19日の20時からの当番の小橋くんからバトンタッチ

今回は、丸二日で新しく作った窯を乾かすために窯を焚いています。
こちらの薪で、温度が高い温度まで上がるかの実験。こちらの、麦藁灰が備前の
窯詰の道具として使えるかの実験。
その、麦藁灰も今回の乾燥焚きの窯の中で作っています。
沢山テストピースも入っています。
どうなるのかな~

 

備前焼豆知識  藁灰(わらばい)

藁灰(わらばい)とは、備前焼で使われる窯道具の一つで米藁を燃やして灰にしたものです。
作品同士をくっつけて焼くときには、この耐火度の高い灰をつけて窯詰をします。
なぜなら、備前焼の窯の温度ではこの藁灰は、溶けないので、剥離剤のような役
目をします。

釉薬を使わずに窯を焚く備前の窯では、作品同士をくっつけて窯詰をすることに
意味があります。
サヤという作品を囲うものが無い時は、火が直接当たり緋色をだしたり、割木を
焚いて飛んできた木の灰が自然につきます。
そんな時、たとえば大な作品の上に、小さい作品が置いてあると小さい作品に
よって塞がれていた所が、火も木の灰もかからず浅い色が出ます。
こうしてできた丸い模様を牡丹餅(ぼたもち)とよんだりします。
そんな藁灰には2種類ありまして

白藁(しろわら) 窯の中で高温で焼いて作る。電気窯の中で作ると松の灰など
が混ざらなくて良い。(電気の窯をもっていませんけど)
道具の効果としては、ボタなどにつけてもそのアルカリの影
響で赤く出ることないのでよい。よく、急須などのふたがくっつかないようにということで使います。

黒藁(くろわら) 野焼きをして作った藁の灰、比較的簡単にできる。
たまに、アルカリのえいきょうか、赤の点々の模様がでます。
場所によって使い分けます。

なかなか、備前の窯道具は自然派ですね。

実は今窯焚き中です。もうちょっとで朝の8時です。お酒飲んで寝よっと!

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