Travel diary Artist-in-residence

Anagama de BIZEN 21

フランスより

6月16日 晴
昨日から引き続きの泊まりで来られている生徒さんと、
今日の朝はエコミュゼ回りの土(原土)を掘りにお出かけしました。
窯の回りの土(煉瓦に使えそうな赤い土)・古い窯回りの焼けたシャモット・小
川のすぐ横の土
などなど、4種類ほどの土を掘ってきて備前の土にどのように混ぜるのか
そのままで使うのかなど、頭をひねりながら盛り上がって作っていました。

夜は生徒さんの女性の方々の泊まっているコテージにお呼ばれして楽しい夕食。

 

備前焼豆知識 原土(げんど)

基本的には掘ってきたそのままの土の事をいいます。
そのままでは、大抵轆轤は引きにくいので、石をとったり寝かしたりと粘土の精製をします。
備前焼は土と釉薬がない代わりに作家は焼けの色の違いを出すのに、土を色々と変えて焼きます。
私も、備前では原土を買ったり、山で原土を掘ったりしながら土のお気に入りの
焼け色・土味(感触?)を探っています。

釉薬という絵具がないので、一か所から取れた土でも、より土という作業をして、
原土をより分けて違う素材として使います。
今の私の考えでは、出来れば掘ってきたままが一番土の性格が表れて楽しいということです。
実験してみると、まあまったく漏れて使い物にならない土もありますし、
ウチの庭の下の土を焼いてみたら、いい感じに焼けたりもします。
失敗も多いですけど楽しい作業です。
そうそう、漏れて使えない土でも、使えるようにする技もあるのです。
なかなか、どうしようもないような土というものもなかなか、ないですね。

生徒さんの土がうまく焼けますように。

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